広島に駆ける'栗毛の馬'
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これまでオンライン上でご紹介をした、市販CDにおさめられていない未発表音源の数々は、すべて私のギターソロによる録音でした。
今日は、今回がはじめてとなる、私自身のヴォーカルの入ったパフォーマンスをお聴かせしたいと思います。
来る10月9日のニューヨーク公演においても、オープニングナンバーとして演奏を予定している、私にとっての最大の愛馬、アタウアルパ・ユパンキの傑作ナンバー、'栗毛の馬'の、臨場感あふれるライヴ音源をお楽しみください。
*** この音源は、ニューヨークの音楽著作権(フィジカルおよびデジタル・ダウンロードレコーディングに関する)管理機関HFAのライセンス承認を得て公開するものです。***
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写真は、2005年4月、東京オペラシティー近江楽堂公演において、'栗毛の馬'を演奏中の私です。
撮影: 富山治夫
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'栗毛の馬'は、8分の6拍子と4分の3拍子の混合リズム。
アルゼンチンのリトラール地方に歌い踊られる典型的スタイルです。
スタイリッシュなパジャドール(大草原の吟遊詩人)風の語りにはじまり、やがて、馬の嘶きや、ギャロップを模した、クラシカルなフィンガーピッキングと、歯切れの良いアップダウンのストロークによるリズムカッティングとともに、まるで流れる川のように歌がからんで緩急自在、ドラマティックに展開するこの魅惑的なナンバーは、1970年代後半、当時すでにギターフリークであった13歳の私を完全にノックアウトした、まさにアルゼンチンフォルクローレギター弾き語りの真骨頂ともいえる傑作曲です。
数あるユパンキ作品のなかでも、'牛追い'、'牛車にゆられて'、'石のチャカレラ'、'ギジェルマおばさんに捧げる歌'、'こおろぎのサンバ'、'トゥクマンの月'などと並んで決して欠くことのできない、私のシグナチュアー・レパートリーのひとつといっていいでしょう。
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"炎のリボンにように駆けていた俺の栗毛の馬よ いくつもの道をともに歩いた俺の栗毛よ
あの夜 どうしてお前は気がつかなかったのか 黒い霧の投げ縄がお前の足にからみついたことを
星に見とれていたのか?
深く暗い谷底で いまひとり息を引き取るお前 俺の栗毛よ! 俺の馬よ!
人は言う 天はよき馬の暮らすところだと
それならきっと お前もそこで駆けているだろう
俺の栗毛の馬よ!"
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ユパンキとの出会いを決定的なものにした、私にとってかけがえのないこのナンバー。
それではどうぞお楽しみください。
使用ギターは、もうおなじみの私の愛馬。
甘さと鋭さを、最高のバランスで同時に兼ね備えた、スペイン製のイグナシオ・ローサスです。
* El Alazán by Pablo del Cerro/Atahualpa Yupanqui
- Licensed to Shiro El Arriero by HFA, New York 9/16/08 (#1081545396) -
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<他の未発表ライヴ音源はこちらでお楽しみください>
2008年09月18日 | Audio(楽曲の試聴)




