Hizo 'Llorar' Una Guitarra 'Gregorio Cabral'
ここ数年、CDの録音には、ずっとスペインのイグナシオ・ローサスを使っていますが、今回録音する、収録ナンバーのほぼすべてが南米のギターソロ曲による新しいアルバムでは、はじめてアルゼンチンのグレゴリオ・カブラルを全面的に使用する予定です。
今日は、私がこだわりにこだわって作ってしまった、南米特産のノガル(胡桃)材によるカスタムギターを皆様にご紹介します。
(写真は、フランス公演でグレゴリオ・カブラル’95、'コンドルビゥエラ'を弾く私)
(左)カブラルさんがヘッドに彫ってくれた、南米を象徴する'コンドル'。
(右)このギターは、通常の楽器より最高音がさらに一全音高く出るよう、フィンガーボードが第一弦のみ21フレットまで、サウンドホール上に飛び出してデザインされています。
これは、私のオリジナルギターソロ曲、'パチャママの踊り'においてこの最高音が必要となるため。
(左)カブラルさんのデザインによる、ボディーとネックを接続する独特の丸みを帯びたジョイント部分。
(右)このギターの最大の特徴は、ヘッドの裏からねじこむ木製ペグです。
弦はすべて、木と木の擦れあう摩擦によってとまっているだけの原始的構造ゆえ、はずしてしまうとこのとおり。
このギター、気候のせいかどうも日本でいい音で歌ってくれないのであまり連れてゆきませんが、いざ南米にゆくと、本当に涙を流すように美しく歌います。
上の新聞記事は、'シロ・エル・アリエーロ、ギターを泣かせた'
(Hizo llorar una guitarra というスペイン語には、実はもっと詩的な響きがあるのですが、残念ながら日本語にするとうまく感じがでません)
という見出しのもので、ラテンアメリカで行った多くの公演のなかでも、もっとも美しくこの楽器の音色が響きわたった演奏旅行のひとつでした。
ギターも木でできた生き物で、しかも'女の子'です。
きっと、故郷の大地へ帰ると、喜びで胸をいっぱいにするにちがいありません。
今回、(彼女が)故郷の大地が生んだふたりのマエストロの調べを、どのように歌ってくれるか私自身とても楽しみにしています。
このギターの音色は、CD'コンドルは飛んでゆく'のなかのふたつのギターソロ、'カルチャキ族のビダーラ'、そしてタイトルトラックの'コンドルは飛んでゆく'でお楽しみいただけます。
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ぼくもこのギターが大好き!
2007年08月01日 | Weapons(武器)



